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 2005.8.27
 JAWACON-JAPAN WEB ANIME CONVENTION 2005 レポート





 JAWACON2005公式サイト

 move on web.公式サイト


 ここを起点として、個人製作アニメの世界が変わってゆく。
 「JAWACON2005」
 数ヶ月に渡り、各方面から注目を浴び続けた一大イベント。
 2005年8月27日。遂にその幕が上がった───。


と、いうことでですね。え〜行ってまいりました。
ここのテキストは、一観客である私(nae)の目に映ったJAWACON2005のレポートということになります。
客観性が欠けた箇所もありますが、どうかご容赦下さい。
メモを取りきれず、記憶に頼っている部分もあるので、発言主や発言内容が微妙に違ってる部分があるかもしれません。
また、不勉強の為、事実と異なる知識・情報を載せてしまっているかもしれません。
誤りなどお気づきになりましたら、ドシドシご連絡下さい。すぐに修正いたします。




【会場まで&開場を待ちながら】
10:30頃、会場である大阪産業創造館に到着。地下鉄「堺筋本町駅」の側にありました。
入り口にスタッフの方が立っていて、丁寧に会場がどこのフロアにあるのかを案内説明してくれました。
建物に入ると、1Fの喫茶店に顔見知りの人達がいるのを発見。
つかはらさん2501さんTETLAさん哭蔵さんhotateさんの面々。hotateさん以外は皆さん、東京方面から遠征です。
疲れている筈ですが、皆さんの表情はこれから始まるイベントへの期待に明るく輝いていました。

4F入場用のチケットを購入するには、プリントアウトしてきた引き換え券(上映会WEB予約証)が必要。
ということで、引き換え券を持って3Fへ。
3Fは目的別に4つのエリアに分かれていました。

[展示スペース]
4つのテーブルを□型に並べて、その上に数台のディスプレイを外向きに設置。(お客さん達がテーブルの外側を囲んで作品を観る)
ブースは全部で6つほど。
[ショップ]
PIX、DoGA、カクレンボ等のDVDや、缶バッジ、フィギュア等のグッズを販売。
[ステージ]
DoGAのCM等を上映している中型スクリーンと、その手前の小型ステージ。
運営からの連絡や挨拶が行われる場所。
[受付]
予約証のチケット交換、当日券販売等の総合受付所。

フロアには既に大勢のお客さんが来ていて賑わい始めていました。
今までに心斎橋で行われてきたmowのイベントはお客さんの年齢が高めだったのですが、JAWACONでは10代の若者の姿を多く見かけました。
チケット交換を済ませてブラブラしていると、あるじさんを発見したのでご挨拶。
体調不良のためか、流石に表情に余裕がありません。
と思っていたら、頭にタオルを巻いたルンパロさんが忙しく動き回っているのを発見。
こちらはもっと余裕のない様子で、鬼気迫る顔をされていました。
アオイケキヨコさんをお見かけしたのでこれまたご挨拶。
「(25日の)レポート読みましたよ」と言われました。ええっあの駄文を読まれたんですか。ひえぇ;
それから会場内をウロウロして、アーチストグッズコムの大西さん、真狩さん、move on web.編集長の川合さんにご挨拶。
皆さんお忙しい中、時間を割いて相手をして下さり、まことにありがとう御座いました。

そうそう、会場にはあの竹熊健太郎氏が来られていたそうです。
が、発見できず。ああ、生で見たかったなぁ…と、ミーハーな私は後になって大層悔しがりました。


 第1部スタート
第1部の開場時間が来たので、4Fに移動。
上映会会場はゆとりのあるシアターホールでした。
大型スクリーンと舞台があり、その手前に数列の椅子が並べられていました。
残りの座席はホール奥(上方)へ向けて階段状に設置されていました。
座席数は300程度。
文章で書くと分かりづらいですが。見た感じ、モロに映画館です。
席に座ると、間もなく司会の村岡さん、コメンテーターのルンパロさんが開催を宣言。
JAWACON2005、上映の部がスタートしました。

まずは蛙男商会さんのJAWACONプロモーションムービー(JAWACONの一週間程前から蛙男商会さんのサイトで公開されていたものです)を交えて、ウェブアニメの説明、move on web.の概要、その背景などが話されました。
企業やお客さんにウェブアニメ作家の存在をアピールして、この業界を盛り上げていきたい、とルンパロさんが語られていました。

スクリーンにMacのデスクトップが映ると、ルンパロさんが「え〜、すみません。思っきしデスクトップですよねー」と一言。
そう言えば、隣に座っていたみのぷうさんFLASH EXPO'05主催)が「こういうのをなんとかしたいよな〜」と苦笑いしてました。
舞台裏であるところの作業領域(デスクトップやマウスカーソル)が見えるのは、このような動画上映イベントの企画側としては望むところではないのかもしれませんね。
(私は、普段見慣れたPC画面とファイルから映画並の映像が飛び出すのを見て、逆に感動を覚えましたけどw)

一通り説明が終わると、次はJAWACONを外側から固める各企業のプレゼンが行われました。


 企業紹介
まずはウェブアニメ作家と企業の架け橋として最大手のブロードスターさん。
登録・閲覧のシステムをスクリーンで説明して、企業とクリエイターの方に参加を呼びかけていました。
詳細はこちらで。

続いて、shockwave.comさんの紹介。
挨拶の後、アワードについて説明が行われました。
shockwaveアワード2005、現在作品募集中だそうです。

その次はYnotさんが登場。
Flashを使用したグリーティングカードの配布を行っている企業さんなのですが、なんと一日に4万人が利用しているそうです。
ひららさんが活躍中なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
最近では投稿制の「フラモバ」を展開し、注目を集めています。
ルンパロさんが「我らが師匠、A.e.Suckさんも参加されてますよ」と仰っていました。

最後はご存知Macromediaさんの挨拶で締め。
mow作家陣にも利用者が多い、Flashを世に送り出してきた企業です。
私もその恩恵に与っております。

企業さんの紹介が終わって、ルンパロさんがまとめました。
「この方々の協力を受けて、ウェブアニメのシェアを広げていきます」


 新作上映の部
ここから新作上映の部に入りました。

■『JAWACON2005 オープニングスプラッシュ』ルンパロさん
あのキャラクターが忍者に扮して駆け回り、宙を舞います。
客席のボルテージを一気に上げてくれました。

オープニングが終わった時点で、少しトークが挟まれました。
先日の心斎橋アップルストアでのイベントでも話が出ていたのですが、作家陣がギリギリまで作りこんでいたために、納品が昨日、今日のところまで来てしまったそうです。
「実は我々も、ちゃんと作品をチェックしたのは一本もないんですよね」と、ルンパロさん。

■『猫と青年』ひららさん
バイオリン青年と迷い込んだ猫の、ほのぼのドラマ。今回は長編に挑戦されてます。
優しい色づかいに加え、曲と音の使い方が絶妙。BGMと効果音の境界が希薄で、綺麗に作品に溶け込んでいます。
感情の明暗に合わせた映像表現や、無言劇のアイデアの巧さ。あのシーンでトランペットを出す演出は、ひららさんにしかできないセンスだと思いました。
汽車、紙片などの小道具が物語に重ねて絡んでくる無駄の無さにも、展開の妙を感じました。

途中、音が消えるトラブルがあったため、中断。イベント後半にWin機でリベンジ上映されました。

■『無人間』大沢駿さん
ヒーロ学園を舞台にしたアクションアニメ作品です。
凄まじい量のコマアニメが繰り広げられます。
大胆な構図と躍動感溢れる人物の動き。それに加えて幻惑的な演出が随所に盛り込まれていて、強いトリップ感があります。しかし、それがたまらなく快感。
今までに作られた氏の作品の集大成と言えるのではないでしょうか。何度でも見たくなります。

■『宇宙食堂味よし』蛙男商会さん
反戦をテーマにした問題作…?w
宇宙船の中で営業する食堂を舞台にしたコント作品です。
キャラクターが登場した瞬間に笑いが巻き起こりました。卑怯なまでに前フリが効いてますw
蛙男商会さんのネタは本当に面白いですね〜。
ご自分の声と絵柄をどう活かせば面白くなるのか、確実につかんでおられるのだと思います。才能ですよね。

「期待を裏切らないですよね〜」とルンパロさん。

■『バブルス』512kbさん
全面3Dのカートゥーンムービーです。
個性溢れるキャラクター達がスイカを巡ってひと悶着。
某有名昔話を題材に、まったく新しい、512kbさん味の世界が展開します。
キャラクターのヨチヨチとした挙動がなんとも愛らしい。
静から動、動から静へと流れるように動く殺陣や、遠近を多用した空間の見せ方はまさに天賦の才。
構図の取り方もバツグンに巧く、バストアップの1カットにすら、強い魅力がありました。
キャラクターデザインも素敵です。
この宇宙的未来的デザインのセンスはどこから来るものなんでしょうかね〜。

■『海からの使者』のすふぇらとぅさん
のすふぇらとぅさんのGIF卒業、新天地開拓の記念すべき一作目。
今作は「雨に抱かれて」の続編となっています。
全身に傷を負った謎の(笑)ミイラヒーローが登場します。
何も語らない…けれど、伝わってくるのんちゃんの気持ち。のすさんのドラマ作りと見せ方は、本当に人の心を揺さぶります。
そして、活動漫画館作品の醍醐味である強烈コマアニメ。今回は作画にAfterEffectsを使用したそうです。
効果音等の演出も加え、のすさんの世界がいよいよ完璧なものとなってきました。
今回の「海からの使者」は、商業アニメと同等。いや、それ以上のクオリティだと言えるでしょう。
インディーズで個人制作アニメを手がけられている方の多くは「商業レベルのアニメーションを作ってみたい。内容は俺の趣味で」と思っておられるわけですが、実際、それを成し遂げているのが「のすふぇらとぅさん」という人なのだと思います。
今作は「前編」ということなので、次回作(後編?)が楽しみでなりません。

ここで前半が終了。
5分ほど休憩を挟んで後半に移りました。

後半が開始されるや否や、いきなりルンパロさんが舞台の上で土下座。
「申し訳ありません!間に合いませんでした!」
ルンパロさんはJAWACONのグランドプロデューサーとして半年間、東に西に駆け回りながらこのイベントをゼロから作り上げてきたのですが、それでも激務の合間を縫って新作を作り、JAWACONに出品する予定だったのです。
結局、制作の時間が取れず、オープニングスプラッシュを上げるのが精一杯だったそうです。
「さっきの土下座が作品ということですね」と村岡さん。
お詫びにオープニングスプラッシュのソース公開コーナーが設けられました。
ルンパロさんがキーフレームの説明をしながら、Flashの利便性として「直感的にコマ打ちできる。調整も容易い」という点を挙げられていました。

■『Lido-砂の花-』ポエ山さん
quinoの衝撃から数年…ポエ山さんの新作オリジナルアニメーションが遂に登場!
今作はそのパイロット版です。
荒れたオレンジ色の世界と綺麗な顔の少年少女の対比が美しく、ポエ山さんの新境地を見ることが出来ました。
半端なく描き込まれた映像に溜め息が漏れます。これはもう、映画ですよ。
どうやらフルボイス作品らしく、女の子が各所で喋っていました。
本編は2006年公開予定だそうです。今から楽しみですね〜。

「進化させてきましたよねー…ついてけるように頑張らなきゃw」と、ルンパロさん。

■『Hairly Baby & Beauty Poo』青池良輔さん
メディアに殺された母と子。マスメディアの暗部。
青池さんの新作はハードボイルドなヒーローアニメーション作品です。
シリーズ一作目である今作は、「UNBREAKABLE」のように、ヒーロー誕生までの経緯が描かれる内容となっています。
あまりに映像が凄過ぎて言葉を失いました。
印象を一言で言い表すならば、「COOL」。
映像もCOOL、ストーリーもCOOL、台詞回しもCOOL。
ラストシーンでの母子の会話のセンス、大好きです。ママCOOL!

「すっごいですよね〜。この人、今朝10時までそこの控え室で『できねーっ』て言いながら作ってたんですよw」と、ルンパロさん。
そう言えば、青池さんは日本へ来る飛行機の中で制作を進める予定だったそうです。
ところが、乗った飛行機が機内で電気を取れないタイプのものだったらしく、バッテリーも使えず、機内での作業がまったくできなかったとか。
そのため、日本に着いてからは遅れを取り戻すために死に物狂いで制作されていたそうです。

■『吉野の姫』丸山薫さん
吉野の姫は、この世の全ての桜を治める人の娘さん。
人間の愚かさを馬鹿にしている彼女に、一人の女の子が願い事をします…
丸山さんが公開されている作品は、短いコント風の作品や無言劇などが多いのですが、今作は起承転結を抑えた和風長編アニメーションとなっています。
今までの作品に比べ、コマアニメの比重が極めて高くなっていました。
モーショントゥイーンによる間接人形風の動きが減り、手書きの滑らかコマアニメに進化。
これだけの数の描画に、一体どれだけの労力が必要とされるのか見当もつきません。
丸山さんの美しいイラストが動き、喋り、ドラマを織り成す様は感動もの。
ラストの主題歌も作品のイメージにマッチしていて素敵でした。
2003年に作成された「星宿海」は満足に再生できるスペックのPCがまだ普及していないので、今のところウェブ公開の予定はないそうですが、今回の「吉野の姫」はどうなのでしょうね。やっぱりswfでは厳しいのかもしれません。
ルンパロさんが余談として、「今回、movへの書き出しにサブリンさんのお力をお借りしました」と仰っていました。

■『mari mari』森野あるじさん
トリは森野あるじさんによる、魔法学園モノのアニメ作品でした。
先生が学校を去ることを知り、落ちこぼれ3人組が先生の為に頑張ります。
いい話です。親知らずの激痛に耐えながら作られた作品とは思えないくらい、清々しい内容です。
箒での飛行、魔法、分裂など、随所に「あるじ節」が散りばめられていて、ファンを思わずニヤリとさせる作りでした。

作品の上映終了後、ルンパロさんがコメントを述べられました。
「ご本人は細かい部分にまだまだ納得がいっていないそうですよ」
「ここで、特別にあるじさんの親しい友人『中プリ』さんの作品を上映したいと思います」

「中プリさん」の名前が出た瞬間、客席の一部で激しい反応がありましたw

■『猫耳刑事』(中華丼プリンさん)
FLASH EXPO'05で上映され、話題をかっさらったアレです。
JAWACONでこれやっちゃうのー!?
詳細は書きません。いや書けませんw
「XXXXしたいからさ…」のシーンで、やはり大爆笑が巻き起こりました。
この色付眼鏡掛けてそうなアッツイ声優さんは一体何者でしょうね。この後、3Fでその姿を見かけたような気がしますけど、気のせいですよね。
作品の最後にはフラハクOPで流れたモンキーダンスを踊るキャラクター達と、今まで一般には非公開となっていたHANAちゃんの「ボケ!カスカスハゲ〜」の声が流れました。

この作品がラストとなって、JAWACON上映の部(第1部)は終了となりました。
ホールは第2部でもう一度使用される筈なので、早々に退去。
おとまにあさんが3Fで何かやると聞いていたので、そちらに移動しました。

 トークショー
3Fに移動すると、ステージで青池さん、あるじさんによるトークショーが行われていました。
司会はおとまにあさんが務めていました。
(後ほど知ったのですが、おとまにあさんは前日の26日深夜から27日の朝まで、青池さんを自宅に招いて徹夜で作品制作を手伝われていたそうです)
みのぷうさんが「冷やかしに行こう」と言うので、横の方からこっそりウォッチング。
(見ていたらスタッフの方に「どうぞ、前のほうで座って見て下さい」と言われて最前列のステージ袖へ移動することになりました)
青池さんのカナダでの生活や、あるじさんのご家族の話などをネタにマッタリとインタビューが行われていました。
「冬は零下30℃になるので、もう外には出たくない。インクが切れてしまったら、もうその年は仕事納めですよ」
「うちは男の子が3人もいるから、食べさせていかないとね。4人目?それは無理。両手に二人手を繋いで、もう一人が背中につかまるから、もう場所が残ってないw」
「子供を寝かせて、夜中から作業始めるから、寝るのは昼間です。昼に家にいてるもんで、ご近所さんの噂が怖い。あそこのお父さん、何してる人なの?みたいなw」
と、そのような話がポロポロとこぼれ出していました。
卓越した画力の持ち主である青池さんですが、「女性を描くのが苦手なんだよね。特に若い女性が。今回(の作品)はそこを挑戦してみた」とコメントされていました。「(青池さんの描く)オッサンはメチャメチャシブイですよね」と、おとまにあさん。青池さんは「そうそう(笑)そっちは描き慣れてるし、得意なんだけどね」と答えていました。
それから青池さん夫妻とおとまにあさんの徹夜作業の話もちらっと出ました。ガムテープをちぎっただけでバカウケできるくらいフィーバーモードだったようですw

おとまにあさんと言えば得意技は毒舌トークなわけですが、今日は「下品なこと言わないようにって言われてるんですよね」と仰ってました。
…や、あのー。だからと言って、一観客をイジるのは勘弁して下さい。一般のお客さん達が皆ポカーンってなってたじゃないですか。
と言うか、そんな急にフラれても質問とかネタとか用意してませんってば;
あの場にいらした方々、本当に申し訳ありませんでした。こんなアホ金髪の繋がりで名前が出てしまいましたが、FLASH★BOMBはまともなイベントです。

ステージ終了後は、帰られるお客さんや3Fを見て回るお客さん、今到着したばかりの2部鑑賞予定のお客さんなどが入り乱れてざわざわとしていました。
やがて2部の開場時刻が近づいて、3Fから人が少なくなってきました。
そこへ疲労困憊のあるじさんがやって来たので、少し話をしました。
JAWACON直前に「まだあと50カット作らないといけないんだよね」と話をされた時は、(それ、どう考えても間に合いませんよ!?何言ってるの、この人!)と思いました。
でも、きっちり素晴らしい作品を仕上げてきたあるじさん。
「いや〜。演出の作り込みとか世界観の練り込みが全然足りてない。時間なくて」と苦笑い。あれだけの作品を作りながらも、自分に厳しい人です。
どうもポエ山さんが通り過ぎたらしく、私が「え!どこ?」てキョロキョロしてたら、あるじさんが「よし、挨拶に行こうか」と言い出したので必死に抵抗。いや、無理ですって。ポエ山さんから見たら、「誰やねん、この金髪」て感じじゃないですか;
ステージを終えたおとまにあさんも一息入れに来ました。昨日からまったく寝てないとか。お疲れ様です。司会の仕事が増えてゆきますねw
そうそう、各種Flash系イベントのレポートで知られるRoux◆Roux.jEMOsさんにもお会いしました。フラハクぶりです。
この方は第2部の上映を御覧になる予定で来られたそうです。(Roux◆Roux.jEMOsさんによる第2部のレポはこちら

この後、私は人が減ってきた展示スペースをぐるりと回って作品を鑑賞したり、メモを取ったりしていました。
流石に作品数が多くて全部を最後まで見るのは無理でしたが、時間の許す限りチェックしていました。
(そのせいで他の人がランチ行ってるのに自分だけ置いていかれてしまい、空きっ腹抱えることになりましたw)

展示作品について、ざっくりとではありますがまとめておきます。


 3F展示作品
・「カクレンボ」[YAMATOWORKS]
劇場公開までされた作品。会場で流れていたのは予告編で、私もそれしか観たことがありませんでした。なので、DVD購入。

・「PIX vol.1〜3」[P I X - tiny picture label -]
ウサギ王の方達が送る、CUTEな動画集。以前から好きだったので、これもDVD買っちゃいました。

・「カッポロピッタ」[松村麻郁さん]
【〜まんまくいねい〜】【〜かんさつにっき〜】【〜しんたいそくてい〜】【egg】の4作品が見れました。

・「夏と空と僕らの未来」[井端義秀さん]
コマやページごとダイナミックに拡大縮小、流れるように映ってゆく動作。ここ数年で一気に開拓されてきたマンガアニメーションの手法ですが、今これを超える演出力を持った作品はないでしょう。まさにアイデアの宝庫。

・「くわがたツマミ」[ラレコさん]
フィギュアも販売されてました。3Fで最もよく聞こえていたのがツマミちゃんのハイトーンボイスでしたw

・「突撃少女マーサシリーズ」[マーサ制作委員会]
ユーロをBGMにグリグリ動きまくるコマアニメ作品でした。

・「食人鬼」[瀬戸内ブラックさん]
・「起動行進撃」[もりぱてさん
・「NE-a」[JEIさん]
・「BLOOD SUCKER」[TATSUBONさん]
・「風邪」[設楽清人]
・「GUST」[亥刀耕作さん]
以上、GIFアニメ6作品。どれも凄まじく滑らかに動いていました。構図も手法もとことん磨かれていますね〜。
瀬戸内ブラックさんの食人鬼、木の使い方が巧くて魅せられてしまいました。

・「スクリーンの幻」[御影たゆたさん]
明暗のはっきりした映像によって独特の世界観を生み出した3Dアニメです。続編「鉄路の彼方」は2006年1月販売開始だとか。

・「tough guy!」[岸本真太郎さん]
有名なカマキリ動画作品ですね。リアルすぎる3Dとリアルすぎる動きが圧倒的。これなんてハリウッド?

・「絶対無双麻雀マン」[山岸たかおさん]
お父さんが闘いまくるアニメ作品です。どことなくレトロな魅力を感じます。唐沢なをき氏風というかクレヨンしんちゃん風というか。

・「総天然色少年冒険活劇漫画映画ハルヲ」[ShaoGuee.comさん]
総尺30分強の大作3Dアニメ。脚本、映像、音楽、全て一人で作られたとか。会場では時間の都合で全部観ることはできませんでした。

・「森林の子」[てのりざるさん]
ダイジェスト版?本編ではなく、デモ映像が流れていたようです。6話のしっぽ攻撃シーン、本当に凄いなぁ。これでもかってくらいダイナミックなカメラワークに魅せられます。
てのりさんは、FLASH★BOMB'05で新作を発表される筈。今から楽しみですね〜。

・「デュアルスターFINAL」[じゅんじゅんさん]
"アニメらしい動き"で、他の追随を許さないじゅんじゅんさんの代表作、デュアルスターの続編。二人の女の子が入り乱れて闘っていました。

・「次郎長三国志」[日暮里本社さん]
この作品、大好きです。チャンバラ好きのツボを連打してくれます。
もう何度観たかわからないけど、やっぱり足を止めて見入ってしまいましたw
この方もFLASH★BOMB'05で新作を発表されますよー。

・「ねこロン」[rimさん]
ほのぼのした絵風のアニメ作品です。キャラクターの愛くるしさが魅力的でした。

・「HAMIL」[ぼんでさん]
FLASH EXPO'05で公開されたHAMIL第2話が流れていました。まだ観ていない人も多かったのでは?

・「甲鉄傳紀シリーズ」[つかはらさん]
・「ツギハギ」[ささきあいさん]
お馴染みのお二人の作品はひとつのディスプレイで流れていました。
つかはらさんの作品が大好きな私は、ここでも立ち止まってじっと見入ってしまいました。
女性の方がツギハギを食い入るように観ていたのが印象的でした。

・「たたかえビスケたん」[かみやろんさん]
「あんごろもあちゃんの地球侵略にっき」のアニメ化で注目度が高まった、かみやろんさん。展示ブースでは「ルール」と「たたかえビスケたん」の2作品が流れていました。「ルール」のクオリティの高さに驚愕。

・「拳闘巫女こぶしちゃん」[大木奈翁さん]
主題歌も魅力的な「拳闘巫女こぶしちゃん」。ビルを駆け回る本編が流れていました。描画枚数が圧倒的。

・「別府鉄輪地獄変11話」[青木隆志さん]
ご存知青木隆志さんの人気シリーズ。青木さんがクリスマスに死のうとして…

・「あかね雲」[あかね丸(tetsuya kawaguchiさん+デカブタさん)]
これは面白い作品ですよ!観ながらニヤニヤしてしまいました。
「10代の抑え切れない気持ちの抑揚を太鼓という擬似的な要素を用いて表現」といった内容なのですが、その"擬似的表現"がリアル世界にまざまざと具現化する映像がオモシロすぎます。褌姿の男達がステージごと疾走してついてくるシーン、川原で少年を慰めるシーンは本当に「やられた」という感じでした。このセンス、このアイデア。まさに逸品です。

・「水のコトバ」[吉浦康裕さん]
ご存知、STUDIO六花さんの作品です。えー、今更私なんかが拙い言葉で語るまでもないですよねw
待望の新作「ペイル・コクーン」は2006年1月に発売されるそうです。

・「元祖・マジックサーカス」[村上浩さん]
フルボイスの3Dアニメ作品です。背景のパワーが違いますね〜。小物の一つ一つまできっちり描き込まれています。
上から下へ、近くから遠くへ、多彩なカメラワークも魅力。薄暗さも大事な演出のひとつですね。

・「或る旅人の日記」[加藤久仁生さん
ご存知、有名幻想アニメ作品です。DVD販売中。
あのイラストがアニメーションするんだもんなぁ…。
この作品も、今更私が語るまでもないですねw

・「MY HOME」[木霊さん]
話題になっていた作品なのですが、予告編しか観たことが無くて、以前から観たい観たいと思っていました。
遂に全編観ることが出来ましたよ。
…これはヤバイです。惚れます。
3Dアニメ作品なのですが、3Dキャラクターの人間臭い動きと緻密な背景描画が常人の領域を完全に超えちゃってます。
光の使い方の妙、秀逸な映像展開、BGM、どこを取っても魅力的。
まだ観ていない方の為に、紹介文載せておきます。
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「DREAM HOME」の看板に魅せられた三人のホームレス。
彼らはお互いの特技を活かし、力を合わせて理想の家を完成させる。しかし…。
<物語の舞台は大阪・道頓堀に架かっている大黒橋。実際、この付近には野宿生活者が多く生活している>
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 購入
展示作品をじーっと眺めていたら目が疲れてきたので、一休みも兼ねて横の販売ブースへ移動。
今見た映像のパワーというのはすごいもので、会場に行けなかったDoGA(17th)のDVDを衝動的に購入してしまいました。
それから、劇場に観に行けなかった「カクレンボ」と前から欲しかった「PIX」(これで自宅で観れるー!)を購入。
値段なんか見ないよ?大人の財力思い知れ!
私のようにネットで買い物をすることがない人種には、このようなイベント会場でのDVD販売は嬉しいですね。
あとは、観賞時間の捻出だけが問題か…;
そう言えば会場に持ち込まれた「カクレンボ」DVDは完売したと聞きました。うーむ、すごい。


昨日からまったく寝てない上に、何も食べてないのでフラフラになってきました。
展示スペースをあらかたチェックできたので、一息入れて何か腹に入れようと1Fの喫茶店へ。
すると、そこで昼食から帰ってきた馴染みの人達と遭遇。
なんとなく話をしながら3Fに戻って雑談。
何しに下へ降りたんだよ、ということに気づいてまた下へ戻って喫茶店に入り直しました。
Alto44さん、みずあみ布団さんが付き合ってくれました。感謝。
ホットチョコとマフィンを食してひとまず落ち着いたので、三度3Fへ。

 第2部終了から全面終了まで
どうやら4Fの第2部が終了してお客さんが降りてきたらしく、空いていた展示スペースがまた混雑していました。
早めにチェック終わらしておいてよかった…。
この時間帯になると少し客層が変化してきました。10代の姿が減って、変わりに3、40代のお客さんの姿が目立つようになりました。
朝倉さんgarniさんなど、色々な人と話をしていると512kbさんを発見。
以前電話で少しだけお話する機会があったので、ビビリながらも話しかけさせていただきました。
社交性のある、とても感じの良い方です。ご挨拶できてよかった。

6時の終了時間がやってきて、ルンパロさんがステージに上がられました。
閉幕の挨拶に拍手が巻き起こり、JAWACON2005の全てのプログラムが終了しました。

JAWACONスタッフの皆様、製作者の皆様、関係者の皆様、本当にお疲れ様でした。


 結び

クオリティ。その言葉を脳に刻み込まれたイベントでした。
一個人がこれほどのものを作れるのだということ。
ここに、これほどの才能の持ち主がいるのだということ。
それをどんな言葉よりも強く、己の体を以って感じ取ることができました。

Flashや3Dソフトなどのウェブアニメ制作ツールを使用した、個人製作の可能性。
ビジネスとしての発展性。
時代は大きく変わりつつあります。
数年前まで、個人では成し得なかったアニメ制作のジャンル。
制作、閲覧にネットと各種制作ツールという要素が加わり、今、ここに若きクリエイターが無尽に活躍できる新時代がやってきました。
JAWACON2005は、後に「ウェブアニメ作家が世に知られていった、草分け的イベントだった」と語られることでしょう。

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レポ製作
nae

N-GRAVITY

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 おまけ

終了後、hotateさんやAKIRAさんらと連れ立って、皆(総勢11人)でARABiAN ROCKに呑みに行きました。
皆さんお疲れ様でした。



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